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今回は、三国志で美周郎と渾名され、赤壁の戦いでは、曹操を破るほどの戦功を挙げた周瑜を、対象とします。
演義では、孔明(諸葛亮)の引き立て役にされるという損な役ですが、実際は非常に優れた軍略を持った人物です。
この周瑜を姓名判断で評価しようという試みです。
ここでは、周瑜を姓名判断で評価します。
周瑜の略歴
字は公瑾。
廬江郡舒県の人。
孫策とは、同い年で、親交を結んだ。
演義では、義兄弟と描写されている。
孫策、孫権に仕えて数多くの戦功を挙げる。
やがて、曹操が侵攻してくると、赤壁において曹操を打ち破った。
益州を占領し、北上して曹操を倒すという計画である、天下二分の計を練るが、その途中で急死した。
享年36。
その後、呉の皇帝となった孫権は、周瑜がいなかったら皇帝になれなかった、と嘆いた。
周瑜の各運
文字 | 周 | 瑜 | 公 | 瑾 |
秘数 | 8 | 13 | 4 | 15 |
姓は周、名は瑜、字は公瑾です。
地運は13、人運は21、総運は21、字は19、字運は27となります。
各運の解説
地運の13は、頭脳明晰でアイデアが豊富な、人気者です。
金周りの良いタイプで、衝動買いの癖があります。
なので支出が多いですが、それ以上に収入があります。
目先の収支に拘るのではなく、トータルの収支で考えるようにすると、金運が上昇します。
目先の収支とはどういうことかというと、今すぐ得られる高額バイト、とか、誰にでもできる簡単な仕事で高収入、というような言葉に弱いことを意味します。
そのような文言につられて行動してしまうと、痛い目に遭うことがあるので注意しましょう。
子供のころから人気者である傾向があります。
人を笑わせることができる能力や、自分を良く見せる能力が、他の人よりも優れています。
そのため、思わぬ嫉妬を受けることがありますが、持ち前の明るさで、切り抜けることができます。
健康運、家庭運は問題ありません。
持ち前の明るさを忘れなければ、大丈夫です。
仕事のストレスを家庭に持ち込まないようにしましょう。
その点を気を付ければ、安泰です。
人運の21は、頭が良く、特に論理的思考力が優れています。
冷静に分析することができるので、緻密な計画を練ることができます。
リーダーシップに優れているので、社会的な評価を得ることができ、人の上に立つことができます。
ですが、完全主義的な傾向があり、そのため慎重になりすぎるので、注意が必要です。
重箱の隅を楊枝でほじくる、ような事をしていると、運はどんどん下降していきます。
また、金銭が絡むと手段を選ばないことがあるので、気を付けましょう。
総運の21は、仕事で成功し、社会な評価を得て、高い地位を築くことができることを、暗示します。
一歩一歩確実に前進でき、着実に出世することができます。
また、人の上に立つ素質が、あります。
ただし、自己中心的な行動をとりがちなことは、注意しましょう。
人を人と思わない様な行動が簡単にできるのが、問題です。
よって、生き馬の目を抜くような世界を生き抜く素質が、あると言えます。
字運の27は、頭脳明晰で、優れた直感力、個性的な才能を持っている、ことを暗示します。
自分の信じた道を突き進む人です。
ですが、その道は、突然落とし穴が発生する道です。
そして、その落とし穴に嵌まります。
それは、突然の中傷や、信じていた人の裏切りなど、人間関係のトラブルという形で現れます。
事件、事故の形の場合もあります。
その時に、強情さを見せると、解決することが難しくなってしまいます。
ちゃんとしたアドバイザーの指示を受けましょう。
周瑜の評価
周瑜は、優れた指揮官です。
これは、人運、総運の21で説明できます。
これらは、人を統率する才能がある、ことを意味します。
また、非常に頭脳明晰です。
これは、地運、人運、総運、字運で説明できます。
すべての運が、頭脳明晰を示しています。
実際に、知略、軍略に優れていて、曹操や劉備から恐れられていたほど、というのも頷けます。
なので、赤壁の戦いで勝利したことは、別にフロックという訳ではありません。
当然の勝利と言えます。
周瑜は、大量の服を持っていた、という表記があります。
それらの服は、殊勲の孫権から下賜したとのことです。
地運の1の位が3の人は、人からよく物をもらうことを意味します。
周瑜は、音楽に精通していて、半音違うことが解ったので振り返った、という意味の「曲に誤りあれば周郎が振り向く」と言って囃したといいます。
この才能は、字運27の特徴と言えます。
字運27は、個性的な才能があることを意味します。
なのに、なぜ演義では、孔明(諸葛亮)の引き立て役になったのでしょうか。
それは、三国志演義が、蜀漢を正当の王朝としていて、曹魏や孫呉は正当性が無い、としていることです。
なので、蜀漢に関わる人物を主役として、それ以外を敵役とされていることです。
とくに、孔明は、後半の主人公という扱いです。
だから、その主人公を引き立てるための敵役として、周瑜が当てられた、と見れます。
ただ、この扱いは、流石にやりすぎと批評している人もいます。
孔明が嫌いという人は、その辺が理由となっていることが、多いです。
あまり、露骨な描写は止めた方がいい、という例だと思います。
もっとも、孔明が悪いのではなく、演義が、つまりその作者である、羅貫中が悪い、ということになりますが。
ちなみに、孔明の服装は、もとは周瑜の服装だった、という話があります。
あの道士のような服装のことです。
演義は、周瑜の個性的な服装まで奪った、ようです。
もし現代に生まれていたら
もし周瑜が現代に生きていたら、どうなるのでしょうか。
周瑜の特徴は
- 頭脳が明晰である
- 緻密な計画を立てることが得意
- 人の上に立つ才能がある
- 個性的な才能がある
- 自分の信じた道を行く
- 目的の為には手段を選ばない
ということが挙がります。
この場合の明晰な頭脳は、研究者としてでは無いです。
ビジネスなどに向く頭脳という感じです。
これらの点を見ると、ベンチャー企業を設立して、そして、世界的な大企業にまで成長させた起業家、というのが、似合っていると思います。
ときには、法律違反的なことも行っていたでしょう。
その後、部下に裏切られて、過去の行為を暴露され、失脚する。
その部下が、孔明みたいな人だった。
そして、吐血して憤死するというのが、演義までを考慮した結果です。
まとめ
周瑜は、姓名判断から見ても、高い評価を下せます。
明晰な頭脳、緻密な戦略、独自の発想、これらが優れていました。
史実の評価も姓名判断の評価も、あまり変わりません。
ただ、演義だけは違うようです。
演義は、孔明を引き立てるのに必死です。
そのために、違和感が出てきました。
もっと長く生きていたら、演義の評価も変わっていたかもしれません。
広告です筆者紹介
白と黒のぶちネコ
独学で技能を習得することが趣味。
知識や技能は使用してこそ意味があり、公開してこそ価値がある、という考えに至りブログにて公開することを決めた。