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人運と外運の導き出し方

姓名判断

人運と外運の導き出し方は、諸説が多いです。

人運は、姓名の内側の秘数を足した数で、外運は、姓名の外側の秘数を足した数ですが、内側と外側の範囲が説によって違います。

また、姓名の文字数によっても、違いがあります。

さらに、架空の1を用いるという説もあります。

それらの説の解説を行いたいと思います。

姓名の基本の型とは

姓名判断は秘数を計算するのに、基本となる型があります。

その基本の型とは、姓と名の文字数を2文字にすることです。

ですが、世の中の姓や名の文字数は、いろいろあります。

1文字姓もありますし、3文字名もあります。

なので、2文字の姓名以外は、強引に2文字の中に入れることになります。

その2文字にする方法が、諸説あるという訳です。

文字を中に入れるというと、誤解を招くと思うので、正確な言い方にすると、文字の秘数を2つに分けると言い換えることができます。

その秘数の分け方が、諸説あるということになります。

人運と外運を導く基本の型とは

人運と外運を導くための、基本の型の解説をします。

この基本の型は、2文字姓と2文字名のときです。

例えば、姓が「山田」で、名が「忠義」という人がいるとします。

この姓名を秘数に変えると、姓の秘数は、3,5となり、名の秘数は、8,13となります。

この秘数の割り出し方は、諸説あってもこのように、秘数を割り出すとします。

基本の型は、人運は、姓名の内側で、外運は、姓名の外側、となります。

この場合の内側は、姓の2文字目の「田」と、名の1文字目の「忠」となります。

また、外側は、姓の1文字目の「山」と、名の2文字目の「義」となります。

したがって、人運は、5と8を足した、13になり、外運は、3と13を足した、16になります。

これが、基本の型となります。

なお、2文字姓、2文字名の場合は、このように、人運と外運を導き出します。

この説に諸説は、ありません。

姓名の秘数を分割するとは

2文字姓2文字名以外の場合は、姓名の秘数を分割する必要があります。

分割する方法は、秘数を2つに振り分ける方法と、秘数を半分に割る方法があります。

それぞれの方法が、各説になっています。

2つに振り分ける方法とは

2つに振り分ける方法とは、その文字の秘数を、どのように振り分けるかということです。

このままでは、判りにくいので、例を挙げます。

例えば、姓が「山田谷」という人がいるとします。

この姓の「山田谷」を基本の型に入れようとしても、基本の型は2文字なので、どうしても1文字あふれます。

このあふれた1文字をどのように扱うかが、2つに振り分ける方法、という訳です。

1文字姓や1文字名の場合

1文字の姓や名の場合は、振り分けることができません。

なぜなら、2文字に振り分けるので、どちらかの文字が空になります。

なので、その場合は、どちらもその文字が振り分けられている、とします。

例えば、「山忠」という人がいるとします。

姓は「山」で、名は「忠」で、その秘数は、3と8です。

この場合は、姓の前と後のどちらにも「山」があるとし、名の前と後のどちらにも「忠」があるとします。

人運は、「山」と「忠」は、3と8なので、3+8で11となります。

外運は、「山」と「忠」は、3と8なので、3+8で11となります。

ちなみに、天運は、「山」で、3となり、地運は、「忠」で、8となり、総運は、「山」と「忠」で足して11となります。

あるとするだけなので、天運、地運、総運の計算には、一切かかわりません。

3文字姓や3文字名の場合

3文字の場合は、2文字に振り分けると、どうしても、1文字あふれます。

この1文字は、姓と名で振り分け方が変わります。

姓の場合は、前の文字に振り分け、名の場合は、後の文字に振り分けます。

例えば、姓が「山田谷」で、名が「忠義仁」という人がいるとします。

姓は、「山田」と「谷」に、名は、「忠」と「義仁」に振り分けます。

秘数は、3,5と7に、名は、8と13,4に、なります。

人運は、「谷」と「忠」で、7+8で15と、なります。

外運は、「山田」と「義仁」で、3+5+13+4で25と、なります。

姓や名が4文字以上の場合

姓や名が4文字以上の場合は、2つの説があります。

人運は姓の後1文字と名の前1文字とする説、と、人運は姓名の内側とする説、の2つです。

これらの説の違いは、姓や名の文字が4文字以上の場合だけです。

例えば、姓が「山田谷原」で、名が「忠義仁知正」という人がいるとします。

人運は姓の後1文字と名の前1文字とする説の場合は、姓は「山田谷」と「原」に、名は「忠」と「義仁知正」に、割り振ります。

なので、人運は、「原」と「忠」となり、10+8で、18となります。

外運は、「山田谷」と「義仁知正」となり、3+5+7+13+4+8+5で、45となります。

人運は姓名の内側とする説は、姓には、前後と振り分け、名には、後前と振り分けます。

つまり、姓が5文字なら、姓の前の文字には、3文字が、後の文字には、2文字が振り分けられます。

また、名が5文字なら、名の前の文字には、2文字が、後の文字には、3文字が振り分けられます。

その原則は、文字数が変わっても同じです。

例えば、姓が「山田谷原」で、名が「忠義仁知正」という人がいるとします。

姓は、「山田」と「谷原」に、名は、「忠義」と「仁知正」に振り分けられます。

この場合の人運は、「谷原」と「忠義」で、38となります。

外運は、「山田」と「仁知正」で、3+5+4+8+5で、25となります。

秘数を半分に割る方法とは

秘数を半分に割る方法をしようするときは、文字数が奇数のときです。

文字数が奇数なので、半分に振り分けると、どうしても、1文字あふれてしまいます。

ですから、あふれた1文字を半分に割るという訳です。

分割するのは、文字の秘数であり、文字そのものではありません。

しかし、文字の秘数が奇数の場合があります。

その場合は、多いほうを外側にします。

具体的に言えば、文字の秘数が、9のときは、外側に5を内側に4を分割します。

そのように、文字の秘数を分割し、内側を人運、外側を外運とします。

例えば、姓が「山」で、名が「忠」の人がいるとします。

姓の文字数が、1文字なので、半分に割る必要があります。

しかし、秘数が奇数なので、外側に多く割り振ります。

その結果、姓は、2,1に分割されます。

名の文字数は、1文字ですが、秘数は偶数なので、そのまま半分に分割します。

つまり、名は、4,4に分割されます。

よって、人運は、1+4で5に、外運は、2+4で6となります。

3文字姓、3文字名の場合は、2文字目を半分に割ります。

例えば、姓が「山田谷」で、名が「忠義仁」という人がいるとします。

この場合、「田」と「義」が半分に割る対象となります。

そして、その秘数は、奇数なので、外側に多く割り振ります。

つまり、姓の「田」は、3,2に割り振り、名の「義」は、6,7に割り振ります。

「山田谷」を分割すると、「山」+3と2+「谷」に分かれます。

「忠義仁」を分割すると、「忠」+6と7+「仁」に分かれます。

それを踏まえて計算すると、人運は、2+7+8+6で23となります。

また、外運は、3+3+7+4で17となります。

ここでも、姓名の文字を無理やり2文字にする訳です。

そして、人運は、姓の2文字目と名の1文字目、つまり、内側を足した値です。

また、外運は、姓の1文字目と名の2文字、つまり、外側を足した値になります。

まとめると、次のようになります。

秘数を半分に割るのは、文字数が奇数のときで、半分に割る対象の文字は、真ん中の文字です。

1文字ならその文字を、3文字なら2文字目を、5文字なら3文字目が、半分に割る文字となります。

そして、半分に割る文字の秘数が、偶数ならそのままで、奇数なら外側に多く割り振ります。

秘数が5なら3を外側に、2を内側に割り振るということです。

あとは、内側を足した値が人運に、外側を足した値が外運になります。

架空の1が付加されるとは

架空の1が付加されるとは、姓や名の文字数が、1文字のときに、その文字を半分に割るのではなく、そこに、1の秘数があるという説です。

そして、架空の1は、姓に付加する説と、名に付加する説、姓と名の両方に付加する説があります。

なお、架空の1は、「(1)」と表記します。

架空の1は、外側に付加します。

例えば、姓が「原」で、名が「正」という人がいるとします。

架空の1が姓に付加する説の場合は、姓は「(1)原」で、名は「正」となります。

人運は、姓の「原」と、名の「正」の秘数を足した、15となります。

外運は、姓の「(1)」と、名の「正」の秘数を足した、6となります。

架空の1が名に付加する説の場合は、姓は「原」で、名は「正(1)」となります。

人運は、姓の「原」と、名の「正」の秘数を足した、15となります。

外運は、姓の「原」と、名の「(1)」の秘数を足した、11となります。

架空の1が姓と名の両方に付加する説の場合は、姓は「(1)原」で、名は「正(1)」となります。

人運は、姓の「原」と、名の「正」の秘数を足した、15となります。

外運は、姓の「(1)」と、名の「(1)」を足した、2となります。

いずれの場合も、人運は変わりませんが、外運は変わります。

ちなみに、天運、地運、総運を求めるときは、この架空の1は、付加されません。

あくまでも、架空なので、計算されるのは、外運のときだけです。

人運と外運の導き出し方のまとめ

  • 人運の導き出し方の基本は、内側を足した値である。
  • 外運の導き出し方の基本は、外側を足した値である。
  • 姓名の基本型は、2文字姓2文字名です。
  • 基本型の内側は、姓の2文字目と、名の1文字目です。
  • 基本型の外側は、姓の1文字目と、名の2文字目です。
  • すべての姓名を、基本型にする必要がある。
  • 2文字以外の姓名の場合は、基本型にするのに諸説ある。

なお、諸説をまとめるには、数が多すぎて、まとめにくいので割愛します。

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