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中国では、今でも、老いてますます盛んな人を「老黄忠」と呼ぶそうです。
その黄忠を、姓名判断で評価しようという試みです。
ここでは、黄忠を姓名判断で評価します。
黄忠の略歴
字は漢升。
南陽郡の人。
はじめは、劉表配下の韓玄のもとにあった。
赤壁の戦いの後、劉備が荊州南四郡を平定すると、劉備に帰順した。
劉備の入蜀に従い、数々の戦功を挙げた。
定軍⼭の戦いでは、曹操の配下で関中の総指揮官である夏侯淵を討ち取るなどし、劉備の大勝利に貢献した。
劉備が、漢中王になった次の年あたりに死去。
後に、剛侯の諡を送られた。
演義では、老将の代名詞としての描写があり、老いてますます盛ん、とされる。
黄忠の各運
文字 | 黄 | 忠 | 漢 | 升 |
秘数 | 12 | 8 | 15 | 4 |
姓は黄、名は忠、字は漢升です。
地運は8、人運は20、総運は20、字は19、字運は31となります。
地運の解説
地運の8は、健康で丈夫な身体であることを、暗示します。
度胸があり、物事に動じない性格です。
金運は良いが、身の丈に合わないほどの高価な物を欲しがる傾向が、あります。
とくに、高ければ高いほど良い商品、と考えることがあります。
また、中古品より新品が良い、と考えています。
この点を気を付けないと、思わぬ高い買い物をして散財することになるので、注意しましょう。
健康で丈夫な身体を持っているのですが、よりよく健康になろうとして、高額な健康器具を購入することはやめましょう。
高額なので良い商品であると考えているので、それらの詐欺を働こうとする人には、絶好のカモになります。
人運の解説
人運の20は、努力家で忍耐強く度胸があるが、運が悪く自分の思う通りにならないことを暗示します。
努力をするが、何故か思うようになりません。
忍耐強く物事を取り組んでも、思うようになりません。
そのため、だんだんと陰気で煮え切らない性格になってしまいます。
そのことが、積極性を失わせます。
そして、さらに運が悪くなります。
積極性を持つことが、この悪循環を断ち切るカギとなります。
度胸があるので、覚悟を決めて積極的に行動すると、運が開けてくるでしょう。
土壇場で開き直ると強いタイプ、と言えるでしょう。
総運の解説
総運の20は、努力をしても、不安が付きまとい、気が休まることが無い人生であることを暗示します。
真面目に仕事をしても、地道な努力をしても、何故か気が休まることがありません。
常に不安が付きまといます。
そして、その不安が的中するかのように、物事を成し遂げることができません。
一時の成功があっても、長続きしません。
その結果、ますます不安が付きまとい、気が休まることが無くなります。
やがて、気力を失います。
人に尽くせば、事態が好転してきます。
また、焦燥感から無理をしがちなので、普段から体調を整えるようにすることです。
自分の体調を整えることも、努力のうちである、ということを心得ることです。
体調を整え、気力を保ち、そして、人に尽くすように行動すれば、好循環が巡ってくることでしょう。
字運の解説
字運の31は、一歩着実に発展できる大器晩成型の人生であることを暗示します。
困難があっても、それを糧にして進むことができます。
意志が強く困難が来ても、挫けることはありません。
そうして、確実に進み、やがて目標に到達できることでしょう。
目標に到達するのは、遅いですが、しっかりとした地位と名声を得ることができます。
ガツガツと利益を得る行動を取るタイプではありません。
性格的にアクが無いと言えます。
なので、現在のような、生き馬の目を抜くような環境では、気後れしてしまいます。
このような人が、本気になるのは、追い詰められた時です。
追い詰められて、開き直れば、力を遺憾なく発揮することができるでしょう。
逆に言えば、追い詰められないと本気にならない人、とも言えます。
姓名判断による評価
地運から見ると、健康で頑丈です。
そして、身の丈に合わないものを欲しがることがあります。
人運と総運から見ると、常に不安が付きまとっています。
そして、焦燥感から無理な行動をしがちです。
自分が人の上に立つより、人に尽くす立場の方が向いています。
字運から見ると、大器晩成型であると言えます。
困難を乗り越えることができる意志を持っています。
追い詰められると、本来の実力を発揮します。
それらの点を踏まえると次のようになります。
- 身の丈に合わないものを欲しがる
- 焦って無理な行動を取る
- 度胸がある
- 運が悪い
- 人に仕える方が向いている
- 追い詰められると本気を出す
- 大器晩成型である
などが挙がります。
黄忠の総評
黄忠は、退却命令を無視するような、勝手な行動を取りました。
それは、常に焦りがあったからではないでしょうか。
戦功を挙げたい、と焦るあまり無理な行動を取ったのではないでしょうか。
それは、人運、総運の20から言えます。
20を持つ人は、常に不安が付きまといます。
運が悪くあと一歩で失うことが多いからです。
ですが、積極的な行動を取ると運が開けてきます。
したがって、黄忠は、自分から幸運を手にすべく、積極的に行動した結果、命令違反という形に現れた、ということが言えます。
老いてますます盛んというのは、晩成型でなくてなできません。
これは、字運の31の特徴と言えます。
31は、どうしても晩成傾向があります。
結果を出し名声を得るのは、晩年になります。
もし現代に生まれていたら
黄忠がもし現代に生まれていたらどうなったでしょうか。
晩成傾向があるので、老いてからとなるでしょう。
そして、焦って無理な行動を取ります。
しかし、これでは、演義とほとんど変わりがありません。
これでは、意味がありません。
なので、若かったとします。
そうすれば、どうなることでしょうか。
地道な努力を惜しみません。
ですが、焦って無理な行動を取ります。
しかし、ガツガツした性格では無いので、正攻法しか採りません
そのような性格がしっくりくるのは、銀行員なんかはどうでしょうか。
地道にコツコツと真面目に勤めることでしょう。
しかし、同期がどんどん出世するに従い、だんだん焦ってきます。
だけど、根が真面目なので、無理な行動を取りません。
酒におぼれることもないでしょう。
やがて、気力を失いかけたときに、運命の出会いがあります。
その人に尽くすことで、やがて、心身ともに充実してくることでしょう。
普通の銀行員の逆転人生といったところでしょうか。
まとめ
黄忠は、功を焦ることがありました。
しかし、積極的に行動することで、運が開けてきました。
ただ、ちょっと無理しがちです。
なので、最大の戦功である、定軍山の戦いの大勝利の後、無理がたたったかは、判りませんが、死去することになりました。
1年も生きれなかったようです。
広告です筆者紹介
白と黒のぶちネコ
独学で技能を習得することが趣味。
知識や技能は使用してこそ意味があり、公開してこそ価値がある、という考えに至りブログにて公開することを決めた。