PR

曹操の後継者

姓名判断

曹操の後継者は、曹丕になりました。

そして、曹丕が、漢王朝を簒奪し、魏王朝を建国しました。

ここでは、もしも、の話で、誰が曹操の後継者にふさわしいかを、姓名判断で評価しようという企画です。

例えば、曹操の長男は、曹昂です。

この曹昂は、張繍との戦いで戦死しました。

もし、この曹昂が戦死せずに生きていたとしたら、ということです。

この曹昂などが、生きていたと仮定して、誰が曹操の後継者に、ふさわしいかを評価します。

後継者候補は、曹昂、曹丕、曹彰、曹植、曹熊、曹沖、曹宇、ぐらいでしょうか。

その他の子に関しては、よく知らないので、除きます。

候補者その1曹昂

曹昂は、張繍との戦いで、戦死しました。

演義では、父曹操を逃がす為に、自分の馬を差し出したが、自身は逃げきれずに戦死したとのことです。

曹昂の各運

姓は曹で11、名は昂で8、字は子脩、子は3、脩は13です。

地運は8、人運は19、総運は19、字は16、字運は27、となります。

曹昂の評価

曹昂が、曹操を逃がして、自身が戦死したのは、強情な性格だからではないでしょうか。

この強情な性格というのは、人運の19、総運の19、地運の8(強情というより頑固)、の性格と言えます。

その性格が仇となって、自身は戦死しました。

もっとも、この犠牲が無かったら、曹操はそこで、戦死していたかもしれません。

曹操が死んでは、何もなくなる訳(後継者どころではなくなる)なので、これは、しょうがないと言えます。

ここでは、戦死せずに、逃げ切った、とみなします。

後継者と考えると、頑固で強情なところが、問題になるかと思います。

さらに、ケガや事故に遭いやすいのは、人運の19、総運の19によるところです。

また、淡泊な性格で、協調性が無いのは、字運の27、人運の19、総運の19によるところです。

よって、淡泊な性格で協調性が無く強情で頑固な後継者と言えます。

さらに、突然の災難がやってくるような人生を送ります。

淡泊な性格は、弟の曹丕と違って(曹丕は、物凄く根に持つ性格)、配下の者には、仕えやすい性格と言えるのではないでしょうか。

候補者その2曹丕

実際に後継者となったのは、曹丕です。

この曹丕は、欠格人格者と評価されているようです。

ここでは、姓名判断で評価します。

曹丕の各運

姓は曹で11、名は丕で5、字は子桓、子は3、桓は10です。

地運は5、人運は16、総運は16、字は13、字運は24となります。

曹丕の評価

各運だけで考えると、5、16は吉数、13、24は大吉数です。

これだけだと、最も運が強いとも言えます。

長男ではないが、後継者となったのは、幸運(強運)であることが、影響すると思います。

曹丕は、当時最も文化的な作品と呼ばれたのは詩だったが、詩ではなく小説を書いたので有名です。

時代を先取りしていたと考えると、それは、13、24の性格と言えます。

特に24は、時代の先駆者になると呼ばれる器、と呼ばれています。

人運、総運の16はリーダーの器を持つと言われています。

ただし、ちょっと態度がでかいのが、玉に瑕となります。

姓名判断上は、全く問題が無いのが、ちょっと意外でした。

実際の曹丕は、過去の発言を根に持ち、報復を行いました。

例えば、一族の曹洪が過去に金銭を融通してくれないことを根に持ち、左遷しました。

実際は、処刑しようとしたようです。

また、弟の曹彰の武勇を妬んで、曹彰を毒殺したという話もあります。

この話は、真実であることが疑わしいですが、そういう話がわいてくるほどの、人物と言えるのではないでしょうか。

だけど、姓名判断上は、とても良いとされます。

姓名判断の力(?)恐るべしというところでしょうか。

候補者その3曹彰

武勇に優れる。

猛獣と格闘したという武勇伝もある。

烏丸(烏桓)の反乱を討伐した。

武人としての生き方に憧れたようである。

父曹操から学問に励めと言われても、将軍として先陣を切りたいと言った。

曹彰の各運

姓は曹で11、名は彰で14、字は子文、子は3、文は4です。

地運は14、人運は25、総運は25、字は7、字運は18となります。

曹彰の評価

武人として戦功を挙げたい、と志すのは、働き者だからでしょうか。

これは、字運18の性格と言えます。

他には、保守的であるとか、忍耐があるとか、野心があるとされています。

野心なら地運の14でも説明できます。

この野心を見抜かれて、曹操の死後、兵を没収されたのではないでしょうか。

兵は没収されたのではなく、自ら差し出したとする、話もありますが、兄曹丕から武勇を妬まれていたのは、事実みたいです。

兄から毒殺された、とする説もあります。

棗(ナツメ)の毒のある部分を食べさせられたからと言います。

人間の好き嫌いがあれば、人運、総運の25の性格と言えるのですが、そのような記述はありません。

働き者であるところから見て、どちらかというと、人に使われる方が向いていると言えます。

よって、後継者としては、あまり向く性格と言えません。

候補者その4曹植

文才がある。

どのぐらいの文才があると、七歩の才の故事があるほどです。

七歩の才とは、七歩歩く間に詩を詠むほどの才能という意味です。

ですが、この七歩の詩は、後世の創作のようです。

ただ、抜群の文才があったようです。

そのため、曹操に寵愛されました。

それが、曹丕にとって面白くないのは、想像に難くないです。

曹丕が、後継すると、各地を転々と移動させられました。

不遇のまま生涯を終えました。

曹植の各運

姓は曹で11、名は植で12、字は子建、子は3、建は9です。

地運は12、人運は23、総運は23、字は12、字運は23となります。

曹植の評価

出生地を離れるのは、地運の12の特徴です。

人運、総運、字運の23は、お山の大将的な人物となる欠点があります。

23は、吉数で、長所も多いのですが、このお山の大将になるのは欠点です。

何故そうなるのかというと、才能があるのですが、それを鼻にかけるので、出世しきれないとされます。

だから、狭い範囲での力の行使、即ち、お山の大将という訳です。

鼻にかけるのを抑えたら、問題なく出世でき、お山の大将から脱却できます。

ですが、曹植は、腹心の入れ知恵で、曹操の前で、いい子ぶっていました。

腹心が悪いと言えば、それまでですが、そのような言動が、周囲には、鼻にかけているように見えたことでしょう。

特に、腹心の楊脩は、結果としてマイナスにしかなりませんでした。

楊脩は、想定問答集みたいのを、伝授したようです。

お山の大将を脱却して、もっと周囲をじっくりと観察しなくては、なりません。

せっかくの才能も、もったいないです。

結果、人運、総運、字運の23の欠点である、お山の大将になりやすいところが、致命的な欠点となってしまいました。

この点は、後継者としても、問題があります。

あまりにも、狭い範囲しか見えていないからです。

候補者その5曹熊

曹熊は、病弱で若死にしました。

ですが、生き延びたと仮定します。

そして、普通に勉学に励んだとみなします。

ちょっと、優遇しすぎかもしれませんが。

演義では、兄曹丕から詰問の手紙を受け取り、自殺しました。

そのぐらいしか、記述がありません。

曹熊の各運

姓の曹は11、名の熊は14、字は子威、子は3、威は9です。

地運は14、人運は25、総運は25、字は12、字運は23になります。

この字の子威は、主典が怪しいです。

真偽のほどは、不明です。

曹熊の評価

人となりが不明なので、性格を検証できませんが、ここでは、全て姓名判断で性格を見ます。

地運の14は、肉親の縁が薄く、離別を意味します。

人運、総運の25は、性格が偏屈ですが、独特の才能があります。

そして、豊かな表現力を持っています。

しかし、人の好き嫌いが非常にあります。

尊敬、軽蔑が激しいとも言えます。

それが、欠点としてあります。

字運の23は、才能もあり、運もありますが、狭い範囲しか見えていなくて、その結果、お山の大将になってしまう、という暗示があります。

もし、生きていて、後継者になったら、狭い範囲を非常に好き嫌いで、人を見ます。

どういうことかというと、人の一部分しか見ずに評価を下す傾向があるということです。

権力を得るとなおさら、その傾向が強まると思います。

なので、せっかくの運も逃げて行ってしまいます。

これでは、人はついてきません。

よって、人の上に立つ才能があるとは言えない、というのが、姓名判断で見た評価です。

候補者その6曹沖

曹沖は、非常に賢い子であったと記述されています。

しかし、若くして死亡しました。

病死だったようです。

曹操は、華佗を殺害したことを悔やんだと言います。

ここでは、華佗が曹操から殺害されずに済み、そして、曹沖が病死しないことを前提とします。

曹沖の各運

姓の曹は11、名の沖は8、字は倉舒、倉は10、舒は12です。

地運は8、人運は19、総運は19、字は22、字運は33となります。

曹沖の評価

地運の8は、健康だが、無理をして病気になることを暗示します。

子供のころから病弱という記述が、あるかどうかはわかりませんが、何らかの無理がたたって、若死にしてしまったのでしょうか。

人運、総運の19は、淡泊な性格で、協調性に欠きます。

また、突然の病気やけがに注意する必要があります。

そうすれば、才能が生きてきます。

字運の33は、頭領運ともよばれ、人の上に立てる器を指します。

自分自身の才能や、身の程を理解できているので、周囲との軋轢は減ります。

さらに、頭角を現すと、瞬く間に頂点に登れることを意味します。

しかし、調子に乗りやすいので注意しましょう。

総合的に判断すると、部下としても優秀と言えます。

トップに立っても、問題ないと言えます。

淡泊な性格だから、部下は、やりやすいのではないでしょうか。

曹丕が、倉舒(曹沖)が生きていれば、自分の座が危うい、というようなことを言ったのは、あながち、嘘ではないです。

もし、生きていたら、最大のライバルになっていたし、部下にしても非常に優秀なので、曹丕にとって脅威になっていたことでしょう。

華佗を生かしていたとしてもどうにもならないかもしれませんが(当時の平均寿命は、今よりもはるかに短い)、華佗を殺害したことを悔やんだのは、曹操の本心だったと思います。

候補者その7曹宇

演義では、曹丕の子とされたが、正史では、曹操の子である。

演義には、このようないい加減な記述が、多いです。

謙虚な性格で、補佐役を固辞したり、冷遇されたりもしたが、素直に従ったようです。

曹宇の各運

姓は曹で11、名は宇で6、字は彭祖、彭は12、祖は10です。

地運は6、人運は17、総運は17、字は22、字運は33となります。

曹宇の評価

地運の6は、明るく人気があることを指します。

人運、総運の17は、意志が強いが、頑固であることを指します。

字運の33は、自分の身の程を弁えていることを意味します。

なので、自分の実力以上の地位を与えられそうなら、固辞したというのも、頷けます。

だから、補佐役を頑として固辞したのも、17と33の性格と言えるのではないでしょうか。

姓名判断的には、無能であるとは思えません。

だけど、中央から遠ざけられたこともあります。

それでも、不満が出たという記述は、ありません。

ここからは、完全な推測になりますが、曹彰、曹植のようになりたくないと、思ったからではないでしょうか。

早死にした曹彰、冷遇され続けた曹植、そう考えれば、そのようになりたくないと思うのは、当然のことと思います。

なので、生き延びることを重視した、と考えられます。

それなら、天寿を全うしたみたいなので、ある意味成功者と言えるのではないでしょうか。

まとめ

後継者にふさわしい順は、曹丕ー>曹沖ー>曹宇となります。

曹昂は、危なっかしいです。

曹彰は、トップに立つのは、向いていませんが、優秀な部下になったことでしょう。

曹植は、トップに立つのも、部下にも向きません。

鼻にかけるところを、直さないと無理です。

曹熊は、偏狭になりやすいです。

姓名判断的には、結局は、曹丕でよかったという結果になりました。

広告です