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ここでは、桃園の三傑を評価します。
桃園の三傑とは、劉備(字は玄徳)、関羽(字は雲長)、張飛(字は益徳)の3人のことです。
張飛は、字を演義では翼徳としますが、正史に準拠した益徳とします。
ここでは、劉備、関羽、張飛を評価します。
劉備とは
三国志演義の前半の中心的な人物。
というよりも、主人公と言ってもいい扱いである。
劉備の略歴
字は玄徳。
涿郡涿の人。
黄巾の乱に際し、同じ志を持った関羽や張飛と、桃園で義兄弟の契りを結び、義勇軍を率いて黄巾賊を討つべく立ち上がった。
公孫瓚、陶謙、曹操、袁紹、劉表の下で各地を転戦。
赤壁の戦いの後に、荊州の四郡を攻略し、後に蜀の地を攻略した。
その後、漢中の地を得て、漢中王となった。
やがて、曹丕が魏を建国すると、対抗して漢を建国した。
蜀の地で建国した漢だから、蜀漢とする。
しかし、関羽の復讐の為に呉に親征するが、夷陵にて惨敗。
白帝城で憂悶のうちに死す。
昭烈帝。
劉備の秘数
姓は劉、名は備、字は玄徳です。
- 劉は15
- 備は12
- 玄は5
- 徳は15
となります。
劉備の各運
地運は12、人運は27、総運は27、字は20、字運は35となります。
各運の吉凶
地運の12は、家族の縁が薄く、生地生家を離れることを意味します。
また、頭はいいが、あと一歩のところで成果を無くし、悲観的になりやすいことを指します。
人運の27は、何をやっても器用にこなし、独自の美的センスがあります。
しかし、自分の信念に忠実なため、強情で柔軟性が無くなります。
また、他人にも押し付けるために、孤立する可能性があります。
そのために、我が道を行くことになります。
総運の27は、自分の信念に沿った、我が道を行く人生を送ります。
しかし、いきなり想像もつかない災難が降ってきます。
まるで、落とし穴に嵌まるかのような人生を送ります。
そのために、悔しい思いをすることになります。
ですが、努力と強情さを抑えることで、克服可能です。
字の20は、大凶数です。
字運の35は、真面目にコツコツと着実に努力して働く人です。
また、保守的な信念を持ちます。
劉備の総評
劉備は、漢朝の復興のために、生きたと言えます。
それは、字運の保守的な信念を持つところや、人運、総運の自分の信念に沿った人生、というところから説明可能です。
人運、総運の強情な性格というのも、頷けます。
強情さを表す記述は、かなりあります。
例えば、漢中王や皇帝に即位するのを頑なに拒否したことがあります。
そのために、諸葛亮(孔明)は、病気になりました。
この病気は、嘘なのですが、見舞いに来た劉備を病床で説得しました。
説得にも、策を弄す(?)必要があったようです。
義を欠くことはしないと言ったり、強情な性格に周囲は振り回されたことでしょう。
関羽とは
関羽は、劉備の義弟です。
青龍偃月刀を得物に、数多くの武将を斃しました。
また、義理人情に厚い人物とされています。
死後、神になった。
関帝廟は、神になった関羽を祀るところである。
関羽の略歴
字は雲長。
河東郡解の人。
同じ志を持つ、劉備、張飛と桃園で義兄弟の契りを結ぶ。
劉備、張飛と各地を転戦、数多くの武将を斬る。
赤壁の戦いの後に、劉備が蜀を攻略するために荊州を離れると、荊州の留守を預かった。
自身の娘と呉の孫権の子との縁談があったが、断ったために、孫権に激怒された。
魏を攻撃して、魏の曹操は、遷都を考えた。
しかし、呉に後方を攻撃され敗北、捕らえられ処刑された。
関羽の秘数
姓は関、名は羽、字は雲長です。
- 関は19
- 羽は6
- 雲は12
- 長は8
となります。
関羽の各運
人運は25、地運は6、総運は25、字は20、字運は39です。
各運の吉凶
地運の6は、明るく笑いの中心となる人です。
ですが、世間知らずなため、恋愛、結婚は騙されやすい。
人運の25は、決断力と行動力があります。
また、向上心もあります。
ですが、偏屈で頑固なため、協調性に欠けます。
総運の25は、向上心があり、責任感が強く、リーダーの資質があります。
しかし、人に対する好き嫌いが激しく、協調性に欠けます。
字の20は、大凶数です。
字運の39は、逆境に強く闘争心がありので、人の上に立つ素質があると言えます。
しかし、傲慢さが仇となります。
自信過剰なところが、傲慢につながっています。
その点には、非常に注意する必要があります。
関羽の総評
関羽の代名詞ともいえる、義理人情に厚いのは、よく解りません。
義理人情に厚い点は、姓名判断ではわかりません。
向上心があることは、人運、総運から理解できます。
関羽は、武人なのに、春秋左氏伝を暗記するほど読んでいた、といいます。
これは、向上心から来ていると思われます。
武人として戦功を上げるには、人の上に立つ素質が必要です。
その素質は、人運、総運、字運から説明できます。
関羽の欠点についても、非常によく解ります。
関羽は、同僚の糜芳、士仁、荊州の事務担当の潘濬らと不仲であったとされています。
不仲であることを呉に付かれて、致命的な敗北を喫することになりました。
そして、捕らえられ処刑されました。
それは、人運、総運の欠点の部分で説明可能です。
人運、総運の25は、人に対する好き嫌いが激しいために、人と不仲になりやすいです。
三国志(正史)を記した陳寿には、剛直で自信を持ちすぎ身の破滅を招いた、と評されました。
呉の陸遜がへりくだった手紙を送ってきたので、すっかり油断したことは、相手を見くびっていたからです。
相手を見くびることは、傲慢ということです。
それは、字運39の欠点です。
39は、吉数で長所が多いのですが、一つの欠点が致命的になることもあるということです。
張飛とは
張飛は、劉備、関羽の義弟です。
1万の兵に匹敵すると評された豪傑です。
しかし、酒ぐせが非常に悪い。
酒が理由の失敗も多い。
そういう性格からか、京劇などでは、人気がある。
張飛の略歴
字は益徳(演義では翼徳)。
涿郡の人。
劉備、関羽と桃園の誓いを結び、共に各地を転戦する。
天下無双とされた呂布と互角に戦える。
しかし、大酒のみで、酒が原因の失敗は、数多い。
また、自分より身分が低いものに、暴虐であった。
結局、部下に寝首を掻かれて殺された。
張飛の秘数
姓は張、名は飛、字は益徳です。
- 張は11
- 飛は9
- 益は10
- 徳は15
- 翼は18
となります。
張飛の各運
地運は9、人運は20、総運は20、字は25、字運は36です。
ついでに、翼徳なら、字は33、字運は44です。
各運の吉凶
地運の9は、個性的で気性が激しいです。
人運の20は、度胸があります。
しかし、苦労が多く、悩みも多く、不運です。
総運の20は、本来は働き者です。
ですが、不運なため成功が、長続きしません。
そのために、苦労が多くなります。
苦労が多いので、不安が多くなります。
という、悪循環に陥りやすいです。
字の25は吉数です。
字運の36は、物事を深く考えないし、直情型で無計画な人です。
また、気性が激しいです。
豪快な親分になれる器であるが、身内には冷酷な面があります。
張飛の総評
張飛は、1万の兵に匹敵するとされた、豪傑です。
豪傑を表す相を見ることは、難しいことと思います。
ですが、欠点は、よく解ります。
張飛は、よく部下を鞭で打ったり、死刑にしたりと暴虐だったと言います。
このことを義兄で上司の劉備から、止めるように何回も忠告されていました。
ですが、改めることができず、怨まれた部下に寝首を掻かれ、殺害されました。
この部下に冷酷なところは、字運の36の特徴と言えます。
よく考えず、感情に任せて行動するという欠点が、字運の欠点と言えます。
さらに、気性が激しいのが、それに輪をかけます。
酒乱は、不安を感じるところから来るのかと、思われます。
酒に逃げるとよく言います。
総運の20が、該当するかもしれません。
総運の20の度胸があるところと、字運の36の豪快な親分になれる器、という長所は、豪傑に必要と言えなくもない、と思います。
広告です筆者紹介
白と黒のぶちネコ
独学で技能を習得することが趣味。
知識や技能は使用してこそ意味があり、公開してこそ価値がある、という考えに至りブログにて公開することを決めた。