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三国志最強の武将で、「人中の呂布」と評された、呂布を姓名判断で評価します。
ここでは、呂布を姓名判断で評価します。
呂布の略歴
字は奉先。
五原郡九原県の人。
勇猛さと武芸に優れていたので、丁原に仕えたが、董卓に誘われると、丁原を殺し董卓に仕え、王允から董卓の殺害を持ち掛けられると、董卓を殺害し王允と共に朝政を掌握した。
しかし、李傕と郭汜に攻められると、長安を奪われ王允は殺害されてしまい、自身も中原を放浪した。
曹操が遠征中で留守だった兗州を、襲撃し攻略した。
曹操が戻ってくると、全面戦争になる。
最初は、勝利を続けていたが、イナゴの襲来や旱魃などで兵糧不足になり、戦いどころではなくなった。
やがて、劣勢になり敗北、徐州の劉備を頼って落ち延びた。
劉備が袁術との戦いで留守にすると、劉備の本拠地を襲撃、攻略して奪い取った。
その後、曹操と、曹操の援助を受けた劉備に、攻められて敗北、捕らえられる。
最後は、曹操から処刑される。
呂布の各運
文字 | 呂 | 布 | 奉 | 先 |
秘数 | 7 | 5 | 8 | 6 |
姓は呂で、名は布、字は奉先です。
地運は5、人運は12、総運は12、字は14、字運は21となります。
地運の解説
地運の5は、質実剛健で、子供のころからリーダー的な存在です。
心身ともに充実していて、病気にも強いタイプです。
しかし、一度嫌いになった人は、どこまでも嫌いになるという、偏屈さが出てきます。
人運の解説
人運の12は、才能があるが、自分の実力以上の行動を取り、中途挫折することを暗示します。
外見は柔和ですが、内面は自己顕示欲が強く、頑固で神経質です。
本来は、小心者で根暗で根に持ちやすいタイプですが、自己顕示欲が強いために、自分の実力を大きく見せようとし、功を焦り、無茶な行動をして、失敗しやすいです。
その割に、神経質で細かいことをネチネチと気にします。
また、頑固なので周囲の意見を聞きません。
いずれにしても、強すぎる自己顕示欲が身を滅ぼしますので、じっくりと実力を身に付けるべきです。
総運の解説
総運の12は、自分の実力以上の成果を望み、焦って無理なことばかりすることを暗示します。
不運で不遇な状態を一気に解消すべく、一獲千金を狙いギャンブル的な行動に出ることがあります。
土壇場に立たされると、火事場の馬鹿力がでるタイプです。
その結果、状況が好転することがあります。
それに味を占めて、余計に一獲千金を狙うようになります。
しかし、幸運が続く訳ないので、悲観的になりアルコールなどに依存することがあります。
対人関係に気を付けると、状況が好転します。
普段から、対人関係を気にするようにすると良いでしょう。
字運の解説
字運の21は、成功に向かって一歩一歩確実に前進できることを暗示します。
実力を評価され、リーダーシップがあるので、人の上に立ち、社会的な地位を得ることができます。
ですが、今の地位が全て自分の実力によるものであると、勘違いをする人もいます。
そのような人は、だんだんと気位だけが、高くなってきます。
やがて、自己中心的になり、他人を顧みることが無くなります。
だんだん、人を人と思わなくなります。
その結果、冷酷で残酷な人間になります。
そうなると、運は急下降して、誰も助けてくれなくなります。
そうならないためにも、普段から他人を気にかけるなどの、人徳者になる努力をするようにしましょう。
姓名判断による評価
呂布は、裏切りに裏切りを重ねました。
最後には、その裏切り癖を指摘されて、処刑されました。
この裏切り癖は、どこから来るのでしょうか。
それは、人運と総運の12で説明できます。
人運の12は、自己顕示欲が強く自分の実力以上のことをしがちです。
また、総運の12は、一獲千金を狙います。
その結果、裏切りをすることになったと思われます。
相手の勢力をものにするには、裏切るのが最も簡単な方法です。
リーダーを殺害して自分がリーダーになるという訳です。
日本の戦国時代の下克上と、同じ理屈です。
そのような、一獲千金を狙って行動した結果が、裏切り癖につながりました。
すべては、強すぎる自己顕示欲が、そのような行動をさせたと言えます。
演義では、最後は酒浸りだったという描写があります。
あまりにも酒浸りの生活だったので、禁酒例を出しました。
結果は、その行動が部下から裏切られることにつながりました。
この酒浸りの生活というのは、総運の12の性質によるものです。
総運の12は、うまくいかないとアルコールに逃避すること、を意味します。
アルコール以外にも依存症がありますが、当時は酒が中心だと思われます。
呂布は、優れた武人なのに戦いに敗れたのは何故でしょうか。
それは、戦争は一人で行うことができない、ことです。
自分一人で戦う訳ではないです。
武器を持って戦う人、指揮をする人、戦略を立てる人だけでなく、食料を用意する人などが必要だからです。
このように戦争は多くの人を必要とします。
ですが、呂布は、自分の実力を過信しました。
現在の地位は、自分の武力であると思ったことでしょう。
それは、周囲の人間を顧みないことにつながります。
そのような性質は、字運の21の欠点が、もろに出たと言えます。
もし呂布が現代に生まれていたら
もし、呂布が現代に生まれていたらどうなるでしょうか。
性格を列挙すると
- 実力はある
- 自分の実力以上の行動を取る
- 一獲千金を狙う
- 依存症になりやすい
- 逆境に強い
- 自己顕示欲が強い
- 神経質で細かいことを気にする
- 頑固で周囲の意見を聞かない
などが挙がります。
一番しっくりくるのは、IT企業の社員だと思います(独断と偏見ですが)。
実力があり地位を上げていきますが、やがて今の給料では満足しなくなります。
そのための工作を施すでしょう。
ここでは、暗殺して社長の座を奪うことにします。
そのようにしてトップに立ち、さらに発展するべく無理をします。
同時に自己顕示欲を満たす様な行動を取ります。
派手で豪華な生活を送ります。
時代の寵児と呼ばれることでしょう。
だんだんと、他人を見下すようになります。
部下は無能であると思い、無理難題や厳しすぎるノルマを課すようになるでしょう。
やがて、ブラック企業と呼ばれるようになります。
その結果、優秀な部下はだんだんと見限ってくるでしょう。
やがて、業績が悪化してきます。
そして、酒と女に溺れます。
ついに、部下からクーデターを起こされ失脚します。
無一文となり、過去の悪行をばらされ逮捕されます。
そのような、栄光と挫折の物語が良く似合うことでしょう。
まとめ
呂布の裏切り癖は、人運と総運の12による影響が大きいです。
人運の12の強すぎる自己顕示欲が、身を滅ぼした例です。
ただし、この自己顕示欲が無いと暴君の董卓も暗殺しないということです。
その場合の話も見てみたい気がしますが、当時の人々にとっては、大変なことだったと思います。
いずれにしても、この呂布が天下をうまい具合にかき乱したと言えるでしょう。
筆者紹介
白と黒のぶちネコ
独学で技能を習得することが趣味。
知識や技能は使用してこそ意味があり、公開してこそ価値がある、という考えに至りブログにて公開することを決めた。